12月のこころ

クラフトの旅

旅行時期 2015/05/30 - 2015/05/30
「クラフトフェアまつもと」に作家さんを訪ねて初めて訪問しました。

クラフトフェアまつもと会場”あがたの森公園”入り口風景
  • テーマ:クラフトフェアまつもとに作家さんに会いにでかけます。
  • エリア:松本
  • エリアの満足度:念願だったクラフトフェアまつもとは、噂にたがわず、レベルの高い作家さんが、情熱を傾けて作った作品が多く、とても刺激的で新鮮な驚きと感動を受けました。

「クラフトフェアまつもと」はずっと前から行きたかったクラフトフェアの一つです。出展者名簿の中に前川幸市さんと岡歩さんの名前を見つけました。手元の作品について伺いたいことがあり、お二人に会える!と、出かけた土曜の早朝。朝早いこともあり、始発の新宿から乗るのを躊躇し、八王子経由でスーパーあずさ1号に乗車しましたがこれが大誤算。すでに自由席が大混雑でデッキも人が溢れる状況。松本まで立って行く覚悟を決めましたが、ラッキーなことに1時間経った長坂で、運よく席が空き、座ることができました。

クラフトフェアまつもと当日の駅前風景

クラフトフェアまつもと当日の駅前風景

さて、松本に着いてみると、さすがに芸術の街、工芸の5月の横断幕が駅前にありました。11時開場の案内でしたが駅周辺はすでに人でいっぱい。駅からあがたの森までは約1.5km、歩いて20分程度です。町並を見ながらあっという間に会場に、入り口には「クラフトフェアまつもと」のパネルがありました。 着いたっていう感じです。

クラフトフェアまつもと会場”あがたの森公園”入り口風景

クラフトフェアまつもと会場”あがたの森公園”入り口風景

会場入り口でマップをもらいたいと聞いてみたら、ガイドブックは本部で300円で販売しているとのことでした。有償で購入するのは初めての経験でしたし、作家さんのブース位置は、会場中心に貼り出され、それを見て探すというのもかなり新鮮でした。陶磁だけでも70名強、木工・漆で50名弱、ガラスや染織・フェルトや金属、材料や食品など幅広いジャンルの出展者の総数は300に近くなるでしょう。 

会場の地図

会場の地図

 入り口を過ぎた所にたくさんのほうきが吊ってあります。高光太郎さんのブースです。毎日コーヒーミルの掃除に使っているはけ箒が擦り切れてしまい、ちょうど探していたところでしたので、腰の強いものと柔らかいもの2種類を購入しました。

高光太郎さんほうきのブース

高光太郎さんほうきのブース

途中で道を聞いて本部に向かいます。本部で作家さんマップについて伺うと、近くにブース位置が貼り出されていると聞き、その一覧ボードをカメラでパチリ。この画像を見ながら会場を巡ります。

作家さんブース位置一覧ボード

作家さんブース位置一覧ボード

まずは前川幸市さんと岡歩さんのブースを探し始めましたが、今居る番地がわからず、作家さんに番地を聞きながら廻ることになりました。途中で足をとめたブースは沢山ありました。フェルトの帽子作家さんのブースや、紙の箱の作家さんブースなど、もし買って帰れるならすごい沢山のお土産ができそうでした。

フェルトの帽子作家さんの作品

フェルトの帽子作家さんの作品

 

紙の箱さんのブース風景

紙の箱さんのブース風景

真ん中辺の池を廻り込むように探して行くと、急に視界の中に車の人達の作品が飛び込んできました。岡歩さんのブースです。御茶ノ水の二人展では今年も去年も会うことのできなかった岡歩さん。初めての出会いです。新鮮でした。ブースが空いた一瞬を見計らい、唐突でしたが二人展で購入した作品を鞄から出し「もし名前があれば教えてください」と尋ねました。持ち込んだ3作品は、岡歩さんも非常に気にいられていて、久々の再会を喜んでくれました。すごくいい作家さんでした。今度機会を作って常滑に伺うことにし、ブースを後にしました。

岡歩さんの作品

岡歩さんの作品

 

岡歩さんのブース

岡歩さんのブース

近くに前川幸市さんのブースがあるはずでしたが、なかなか見つからずに歩いていますと、木工作家pa.coさんのブースを見つけました。可愛かったですね。メルヘンの世界に誘いこむ魔法がかかっているような作品でした。機会があれば工房を訪ねたいと思いました。

Pa.COさんのブース

Pa.COさんのブース

さらに近くにはガラス作家安達知江さんのブースがありました。たくさんのオブジェが並んでいましたが、色彩がすごくよかったです。冬ギツネなどクリスマスにはピッタリの作品が並んでいました。

安達知江さんのガラスのオブジェ

安達知江さんのガラスのオブジェ

なかなか見つからなかった前川幸市さんのブースですが、遠目に陶器のオオカミが見えたので、小走りに近づきました。ブース横にたどりつくと前川さんの姿がありました。挨拶を交わしたら、最後は新宿の伊勢丹でしたね、と言われて、作家さんの記憶力のすごさに脱帽しました。その伊勢丹で、ある動物を購入したのですが、時間が経ち名前を忘れてしまいました。今回、購入時に頂いた作品のイラストを本人に見てもらい確認するのが目的でした。前川さんから謎の動物はジャガーと教えてもらい、ミッションは無事終了。ブース横の草むらに作品が展示されていました。 やっぱり自然の中がヒッタリです。まるで動物達がのんびり歩いているように見えました。  

前川幸市さんのブース風景

前川幸市さんのブース風景

 

前川幸市さんブース横の展示作品

前川幸市さんブース横の展示作品

前川幸市さんは信楽の作家さんですが、その後会場を廻る中で、信楽から来られた若手の作家さんのブースにも立ち寄りました。高橋由紀子さんのブースです。たくさんの作品が並んでいた中で、私が一番可愛いと感じた人魚姫の飾り箱です。 

高橋由紀子さんの飾り小箱

高橋由紀子さんの飾り小箱

意外な再会もありました。群馬の森クラフトフェアで知り合った横浜の作家さん渡邊亜紗子さんのブースです。一際目立つオブジェがブース前にあり、一目で渡邊さんだとわかりました。すごい存在感ですね。 

渡邊亜紗子さんのブース作品

渡邊亜紗子さんのブース作品

また、以前にお見かけした作家さんのブースもありました。山本テツヒコさんの作品です。沢山並んでも可愛いし、机横や窓際にひとつ置いてあっても部屋の印象が変わりそうです。 

山本テツヒコさんのブースに並ぶ作品

山本テツヒコさんのブースに並ぶ作品

今回、初めての出会いもありました。埼玉県加須市の作家さん小峰美省さんです。いいなっと思ったマグカップは目の前で他のお客様に買われてしまい、ちょっと残念。南国の人の絵でしょうか?雰囲気がとてもおおらかで気持ちが落ち着く感じのものでした。陶板もステキな絵柄で、キリン好きの私はしばし見とれていました。小峰さんといろいろ話ができ個展の案内もいただきました。ぜひ伺ってみたいと思います。 

小峰美省さんの陶板

小峰美省さんの陶板

そして、人だかりの多かった愛媛県の作家さん杉浦史典さん。何とも愛嬌のあるオブジェで、写真を撮っているお客様も多かったです。自分に似たメガネの人形もありましたが、それは除いて記念にパチリ。またお会いしたいと熱烈に思う作家さんでした。

杉浦史典さんのブース

杉浦史典さんのブース

たくさんの出会いのあった「クラフトフェアまつもと」。季節外れのすごい暑さで、お客さんだけでなく作家さんも大変だったと思います。お疲れ様でした。作り手さんの情熱をすごく感じることができ、噂にたがわす素晴らしいクラフトフェアでした。

後日談ですが、今回訪問のきっかけを作ってくれた益子陶器市に出店されてたしがみさこさんが、当日駅前からバスに乗る時に、偶然、私の姿を発見したそうです。見るのは楽しいですが、予期せず見られるのは恥ずかしいかぎりです。赤面!

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