ながーい一日だった昨日から一夜明け、今日もバルセロスは晴天。ホテルBAGOEIRA で一年ぶりとなる朝食です。豪華ではないが質素でもなく、野菜はないけれど、果物の種類はいろいろでボウルに山盛り。パイン、キゥイ、オレンジ、りんご、ブドウ。今日は初日なので何が美味しいか味見も兼ねて全部盛り。パンも6種類、白と全粒の食パン、バターロールかソフトフランスのようなのが3種、それと甘い菓子パンのようなの。ヨーグルトも何種類もありシリアルも揃ってる。ハムとチーズとゆで卵。コーヒーもミルクも熱いのが飲めるので、ゆっくりコーヒータイム。
8時頃に遅い朝食をとった後、郵便局に行きがてら、バルセロスをお散歩です。いろんなところに陶人形Figuradoのレプリカが立っていて楽しめます。(おそらく)このレプレカは今日訪問するBaraca兄弟の作品かな?
今日は3人の作家さんを訪問します。一人目は、ギョロっとした目と落ち窪んだ眼孔の作品をつくる作家Manuel Macedoさんです。郊外の作家エリアまで行くために、ホテルでタクシーを呼んでもらうと、いつものパターン。「ここに行きたいんだけど?」と運転手さんに住所を見せると、「OK!OK!任せといて♪」と言いながら、気持ちよくスタートするものの、途中で何度も車を止めては人に道を聞きながらようやく到着。大きな鉄の扉門が自動で開く立派なおうち。去年も来たのだけれど、こんな門あったかなぁ?
マニュエルさんが出てこられ奥様と二人で応対してくれました。二人ともポルトガル語しか話さないし、こちらのポルトガル語のレベルは昨年お会いした時に知られているし。なのであまり突っ込んだ会話にはなりませんが、それでも何とか会話が成立しました。
やはり、今年は訪問が遅かったようで、並んでいる作品はプレゼピオです。
プレゼピオ以外の小さめの作品は手元になく、あったのはイワシの置物です。とてもきれいなのですが、見本が一つしかなく、来年に向けての話題になりました。
今年の課題、作家さんと写真を撮る、を実行し、次の作家さんの元に向かいます。マニュエルさん本人が革張りの高級車で送ってくれました。ありがとうございました!
二人目はIrmaos Misterio(ミステリオ兄弟)の陶房です。昨年訪問した時と庭に実っている果物も同じ様子でした。それを見たら何となくホッとしました。
折しも作品の制作中でした。面談までの間、作っている途中の作品写真を撮って待っていました。
クリスマス商戦間近なせいか、プレゼピオ作品が多かったです。色付けして出来上がったところを想像するとワクワクします。
(おそらく)ミステリオ兄弟の作品制作の中心の一つ守護聖人の作品を乾かしているところです。出来上がり作品は下の画ようなイメージです。
左から、聖アントニオ、聖ジョアン、聖フランシスコ、聖ペドロ、聖アントニオです。聖アントニオはリスボンの、聖ジョアンはポルトの守護聖人なそうです。
超かわいいぞ!陶房の真ん中に飾ってあったカラフルな作品の一つ、ハリネズミです。フクロウと小さなガロも飾ってありました。昨年訪問した時は、飾ってある作品はとても繊細で、移動(輸送)時に壊す恐れがあったので、日本に持ち帰りませんでした。今年こそ日本のお客様に紹介したいと思っていましたので、ハリネズミを含めていくつかの作品を持ち帰りました。
運ぶと壊れそうな作品の数々です。ブタのコックさんは手に持つトレイとビールとコップが、サッカー選手のガロ達はサッカーボールが、デーモンは角と腕と手に持つ槍が、それぞれぶつかったら壊れそうな作りです。こういう作品が非常に多いのがミステリオ兄弟の特徴なので、日本に運ぶのには苦労します。
ちなみに日本に持ち帰った作品のうち最もデンジャラスな作品の2作品はコチラです。
日本までの輸送の困難さを伝えると、購入した作品を紙でぐるぐる巻きにしてくれました。ホテルで荷造りする時も、なるべくその梱包を解かないように工夫して持ち帰り(一部は郵送)ました。お手数おかけしありがとうございます。
最後に、今回の課題、作家さとの写真を撮ってミステリオ兄弟の陶房を後にしました。
何とか無事に持ち帰ったミステリオ作品はオラリアで公開、販売しています。>> ミステリオ兄弟の作品はコチラ
ミステリオ兄弟の陶房を出て、三人目のバラッサ兄弟の陶房を訪問しました。
男っぽいバラッサ兄弟は二人で会ってくれました。残念ながら小さくて可愛らしい作品はなかったですが、昨年メールした作品に近い作品を別室から持ってきてくれました。(1年越しのお返事です)
2016年の秋に工芸センターで見つけた上の作品は、飾りを含めた作品高が30cm近くあって壊れやすいので、もう少し小さくて可愛らしい作品はないのか?と質問していた答えが下の作品のようです。作品は女性ですが独特の雰囲気です。この作品は売り物ではないとのことで、大きさや可愛いという感覚についてはわかってもらえたようです。
同様に、昨年並んでいたやや小さめの作品(上の画)についても、今はないので、要望がある時に注文することにしました。
陽が大分傾いてきました。バラッサ兄弟の陶房からホテルに戻りしな、ホテルの真ん前にある大きな広場を歩きました。こちらも紅葉の季節。鮮やかな赤や黄色はありませんが、シッカリ紅葉しています。
まだまだ体調が戻らず、作家さん陶房から戻ってくると何もできません。レストランに行く気力もなかったので、近くのカフェで、どんな時でも食べれるエクレアと、濃いミルクとコーヒーのあわさったガラオンに砂糖を入れて飲みました。ホテルに戻り、そのままベッドにもぐり込みカラダを休め、この日も終了です。
※メールアドレスが公開されることはありません。