春の知多半島に、オブジェを作る陶芸家さんたちを訪ねてみることにしました。連絡がつかなかった方や展示会のため不在な作家さんもいましたが、幸運にもお会いできることになった作家さんの陶房を訪問しました。早朝に出かける予定だったのですが眠りも浅かったので、深夜2時過ぎに家を出発することにしました。出発して2時間半後には清水のあたりを通過、日本平の看板を見て、そう言えば以前は日本平のクラフトフェアは大盛況で、山の下から渋滞が続き車が動ない状況だったのを思い出しました。そして浜松を過ぎ浜名湖にさしかかった時は、数年前に地図を置き忘れて記憶を辿りながら向かった浜名湖クラフトフェアのことを思い出しました。ここからが遠かった常滑です。
7時半頃に常滑に到着しました。途中の休憩を挟んだものの5時間半の運転は、ちと疲れましたが、これから作家さんに会えることを考えるとうきうきしてます。ポットに持ってきた熱ーいルイボスティで一息ついて座席を倒しひと休みです。さぁて日も高く昇ったので、そろそろ海岸通りの青いストライプの工房を探しましょう。周辺地図は拡大して印刷してきたのですぐにわかりました。
到着して陶房を開けるとぺくさんが明るい笑顔で出迎えてくれました。ぺくにょんすさんに会うのはつくばのクラフトマーケットでお会いしてから1年半ぶりです。つくばのブースに展示されていた”地球に乗ったピエロと踊り子のオブジェ”との出会いがご縁の始まりです。作品を買い求める時にぺくさんが「この作品は私もとても気に入っている作品なのです」と、とても喜んでくれたのが印象的でした。そのくだりは12月のこころの2015年つくばをご覧ください。僕は今、作品を販売するwebshopオラリアの準備をしていますが、ぺくさんの作品は、ぜひとも紹介したいです。
ぺくさんは二人の子育ての真っ最中でした。子育てしながら作品も作る!女性はすごいなぁと感じます。陶房で話しをしている間、上の可愛い坊やりく君がおとなしくそばで聞いていました。(私の勝手な思い込みですが)並んでいた車のオブジェは男の子を意識したおもちゃだったのですね。そう思うと一つ一つの作品が温かく愛情に満ちた作品に見えてきます。
お雛様がちょうど終わった季節なので、わずかですがお雛様の作品もありました。来年はぜひとも紹介したいですね。そして一番左側には大きな楽器を弾く人が。低温の弦の響きが聞こえてくるようです。やわらかい空間と時間が広がる作品です。楽器を弾く作品を作った時の一つなそうです。
ピアノを弾く人は本当に可愛かった。ピアノの音色と同時に口ずさむ声も聞こえてきそうです。いずれピアノ弾きという作品を並べて見てみたいですね。弾く音楽のジャンルやシチュエーションで弾く人の姿も雰囲気も変わるでしょうからね。
随分と長くお話ししてしまいました。最後に陶房の中を見せていただいたときに、あの地球にのったピエロの作品が載った個展の案内状が貼ってありました。あの作品ですか?と伺うと、うなずかれ、非常に気に入っていた作品なので販売せずに手元に置いてたそうです。それをつくばに持って行ったところ、私との出会いになったとのこと。縁の不思議さと、やっぱり会えた嬉しさがじんわりきました。
りくくんにバイバイして帰るところです。青いストライプがきれいです。海岸通りの道から見ると、陶房の横が広く見えるのでパッと視界が開けるように見つかります。ぺくさん今日はどうもありがとうございました。これからも愛情たっぷりの温かい作品づくり楽しみにお待ちしています。そしてまた近いうちに陶房に伺いたいと思います。
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