6月第一週、駒ヶ根のくらふてぃあに行くか、千葉県佐倉で開催されるアート&クラフトフェア・チバ にわのわ に行くか迷いましたが、地域密着型で、いろんな陶磁の作家さんが出展されることを聞き、百聞は一見に如かずと出かけてみました。開場は10時からなのでちょっと前に着くぐらいの段取りで家を出発。先週、先々週と遠出をしていたので、ヤッパリ近くは楽ですね。
いわゆるクラフトフェアとしては、初めての経験でした。一つは入場料がかかること。出展者が載るパンフレットが有償なクラフトフェアはありますが、会場に入るために入場料を払ったのは初めてです。(ビッグサイトとかのイベントは別として)そして二つ目は、開場まで入れない、ということ。フライングOKというか、そこまでキチンとする必要があるのか、他のクラフトフェアでは考えたこともありませんでした。
でも、ここは10時まで、皆会場の外で並んでいます。僕としては珍しく、開場ギリギリに到着したので、並んだ時間もせいぜい10分程度でしたが、いつものように一時間も早く来てたら、何にもすることなくて困っただろうなぁ。
会場の中は一言でいえば、きれいでした。清楚に区割りされていて、各ブースには、作家さんの名前プレートとは別に、にわのわとの関係など、このイベントに寄せた作家さんの紹介コメントが各ブースに貼ってありました。
これまでも、数は少なかったのですが、このような掲示をしていたクラフトフェアはありましたが、イベントと作家さんを結びつける理というのは、訪れる客とイベントを結びつける記憶の接着剤のような働きもあると、改めて感じました。
同じ千葉県下でのクラフトフェアーに「工房からの風」がありますが、あれと雰囲気の似たハイセンスな香りを感じました。千葉の作家、いまいゆうこさんのブースにはたんぽぽでしょうか明るい花を題材にした作品が並んでいます。初夏にピッタリのディスプレーでした。
本山ひろ子さんのブースには、金属とは思えない生命感あふれる植物たちが飾られていました。
と、思えば高橋朋子さんのブースには、金属?それともガラスにメッキ?と見間違いそうな作品が並んでいます。手にとると薄くて軽い!質感まで金属?実は陶器と磁器のすごい作品です。
厚手のガラスのコッテリした質感にうっとりさせてくれた前嶋洋明さんの作品です。
こちらは土の質感が良く出た器が並ぶ楠田純子さんのブースです。作品を置くテーブルの色とよく合います。
色がきれい。特に夏には映えそうな鮮やかな色調、そして軽くて使い心地抜群のトートバッグがいくつも並んでいました。よかったら肩にかけてください!佐久間恵美さんご本人から声をかけられドギマギ!思わず買いますっ!て言いそうになる自分。
幾度かのクラフトフェアでお会いし、前に植栽の器を何点か購入し、このサイトでも紹介してきたモノエさんのブース。今回は鉢はなく、食器が中心の出展でした。これはこれでスタイリッシュです。
夏のテーブルに映える平厚志さんの白い食器です。当日の青空の下、アウトドアで使うことをイメージすると、ピッタリな器たちです。
ここからが、すごいっ!シリーズの紹介です。最初はガラスで作った楽団のオブジェ、型を作ってガラスを流し、固めてその後色付けする、という手間のかかる工程を経た作品です。ガラス作家マツザキタカシさんの作品です。
すごいっ!です。立体造形を羊毛で行う。というちょっと遠まわしの言い方が似合います。表情も良く出てますね。羊毛作家umekaさんの作品です。
ダルマとお相撲さんにすごいっ!確かに細工ロウソクはいろいろあるので、どこかに同じような作品はあるかもしれませんが、これまで多くのクラフトフェアを見てきた中にはなかったですね。サイズがちょうどよく、これなら、家のいたるところに飾っておけば、いざ災害!の時には役立ちますね。すごいっ!
今年の益子陶器市の遺跡広場で出会った常滑の作家、鳥居あいさんのブースです。とにかく、この「黄色」一度見たらなかなか忘れません。
フェルト作家、やまもとゆかりさんのブースには、いろんな作品が並んでいました。最初に子供が履くためのフェルト靴を眼鏡入れと間違えてしまった私。ちょっと笑われましたが、周りのお客さんの中にも、眼鏡のお世話になっている方は、ウンウン頷いていましたよ。
ということで、入場料からスタートし、今まで経験しなかったことをいくつか経験させてくれた「にわのわ」。スキルの高い作家さんがこんなに居るなんて! 目の肥やしになったクラフトフェアになりました。
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