連休中日、知立の作家、岡田育子(アトリエiku)さんに紹介された国際陶芸フェスティバルの最終日。朝起きてから行くことを決め、さっと支度し新横浜へ。静岡で乗り換えて金谷駅、そこから大井川鉄道で川根温泉笹間渡駅に到着すると、会場への送迎バスが待っていてくれました。乗ること約20分で会場の笹間村に着きました。秋晴れの里山の景色が目の前にあります。国際陶芸フェスは海外からの招待作家さんもあわせると70名近い陶芸家がこの村に集合しているわけです。
帰りのバスは13時45分です。それより早いバスはないのでタップリ3時間、まずはメイン会場になっている山村都市交流センターささまのグランドに並ぶ国内セレクション作家さんのブースを周ります。
ただし、困ったことにスライドレクチャーなど作家さん同士の交流会があるためか、ほとんどのブースに作家さんがいません。渡邊亜紗子さんのブースでお話しを聞くと、海外作家さんの作品にも可愛い作品が多いと聞き、国内作家さんの会場を1周した後で海外作家さんの作品を見にでかけました。
旧笹間中学校にはいくつかの作品が展示されていて自由に見ることができました。旧笹間中学の展示会場から村の大通りに出ると、招待作家さんの作品が展示されている入屋宅、お茶カフェのささま茶屋が並びます。
北側の大ケヤキの傍に、招待作家クラウディア・アルバレズさんが、日本にきてから制作した作品が展示されていました。のどかな山里の景色と融合して、とても良い感じです。
大ケヤキから坂を上っていくと、海外セレクション作家さんの作品が展示されている公民館や笹間村の人達が催す村の市の会場があります。
公民館の中には20人近い海外セレクション作家さんの作品が展示され、販売もしていました。ビビッとくる作品がいくつもありました。公民館の入り口にズラッと並んだ女性のオブジェやフランスの作家さんリーズ・ザンベリさんのペンギンのオブジェ、ロシアの作家エケーテリナ・スアレバさんの陶人形、他にもロシアの作家タニア・プナンスさんやフランスの作家ボリス・カップさんの作品など、購入したい作品は多かったのですが、高価でしたので今回は断念しました。特に上の写真エケーテリナ・スアレバさんの作品には後ろ髪をひかれる思いでした。ざんねん!!
展示会場の真ん前の広場では村の市が開催中、そこで販売していたワンコイン弁当には、漬物の入った弁当にさらに1パック(右上)の浅漬け野菜がサラダのようにつき、風呂吹き大根が一皿ついて野菜づくしでした。ヘルシーなうえおいしかった。お弁当を食べていると川根産の紅茶を持ってきてくれました。とても美味しく、川根で最初に作った紅茶とのこと、お土産に買って帰りました。さらに大好きな川根茶の荒茶と煎茶もお土産にしました。美味しいよっと盛んに勧められた村の名物、蜂の子ごはんも一緒に土産に持ち帰りました。
海外作家さんの展示会場をあとにして、国内作家さんの作品展示があるメインの会場に戻ってきました。今回の案内をもらった知立市の作家、岡田育子(アトリエiku)さんもブースにいらっしゃったので、お礼と感想を話しました。新しい作品ドールハウスも展示されていたのでパチリ!紹介します。
磁器作家の伊藤たかをさんのブースには、まばゆい磁器の作品と並んで、陶器づくりの恐竜のオブジェが出現。陶器でないと恐竜のゴツゴツした力感がでないんですよ、と話されていました。
陶磁器作家安藤早恵子さんとイラストレーター安藤博信さんのブース&に並ぶ干支申作品とメルヘン調の作品です。干支申は博信さんがイラストを描いて焼き物を早恵子さんが制作担当なそうです。新春は明るく迎えたいのでバナナ乗せ申をお土産にしました。
松本良太さんのブースには大作が並んでいました。写真はその中では小さめの作品ですが、それでも30~40cmほどあります。量感の感じることのできる動物のオブジェでした。
会場内には、気になる作品がまだまだありましたが、作家さんが戻られずに会えずじまいの作家さんが多かったです。そのひとつ、堀内めぐむさんのブース前に展示されていた作品です。他に何点かオブジェ作品が展示されていましたが、どれも印象に残り何とか会えればと期待しましたが今回はお会いできませんでした。是非一度お会いして作品についてのお話しを伺いたい、と、作品を見て強く感じました。
あっという間の3時間が過ぎ、お迎えのバスに乗って川根温泉笹間渡駅に戻りました。ちょっとでもいいから温泉に入りたかったのですが、電車の時間まで十分足らず。今回は諦めました。
国際陶芸フェスティバルは、陶芸家の方の展示会なので見応えもあり、普段見ることのできない海外作家さんそれぞれのオブジェ作品も見ることができ、とても楽しいイベントでした。紹介してくれた岡田育子さん、どうもありがとう。2年後もまた出店されるといいですね。
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