切れ長の目にふっくらした頬が特徴のIrene Salgueiro作品。幸運の雄鶏伝説で有名なポルトガル北部の町バルセロスでは、ガロを代表する陶人形Figuradoづくりが盛ん。ミーニョ地方の人や生活を描く作品の他に、イエス誕生場面や守護聖人像など宗教的な作品も多い。日本の赤鬼やナマハゲに似たDiabo(直訳すればデーモン/悪魔)作品も、多くの著名作家が作っていますが、宗教的な作品というより縁起物の意味合いが強そうです。子育てする者や楽器を鳴らす者など茶目っ気タップリです。イレーネさんの陶房に並んでいたDiabo作品は、東洋的で仙人のような風貌。他の作家作品とは一味違う雰囲気です。
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