2014年秋にバルセロスの作家さんを訪問した時は、その後はヴィアナドカステロ、ブラガ、ギマランイス、アマランテなどを訪問し、ポルトから帰国しました。
2016年の訪問では作家さんを廻るのが中心で観光する予定もたたなかったので、挟んだ休日に助っ人のアミーゴとドウロ川沿いのワイナリーを船で廻るツアーに参加しポルトガルワインを味わいました。そしてその後ポルトから帰国しました。
今年も、陶房訪問日程の間に日曜日をはさんでいたので、今までに行ったことのない所に出かけようと計画しホテルの前にあるバス停で入念に下調べしポンテ・デ・リマという古都を訪問することにしました。
日曜の早朝にホテルの前のバス停で待っていたのですが、いつまでたってもバスは着ません。宿の人に確認したところ、その路線は日曜の運行がない、とのことでガッカリ。いったん出かけることを諦めましたが、少しは違う町の空気も吸いたいので、電車で行けるヴィアナ・ド・カステロを再訪することにしました。
数日ぶりのバルセロス駅。駅に入るには広場を通ります。ここで切符を買って電車を待ちます。
電車に乗って約1時間。ヴィアナドカステロの手前でリマ川河口を渡る鉄橋にかかります。ここを越えると駅に到着します。
駅を降りた道をまっすぐ歩くと「海」に見間違えるリマ川河口の岸辺に出ます。そこから駅方向を見ると、駅の向こうにサンタ・ルジア山が見え、その上に建物(サンタ・ルジア協会)が見えます。3年前に訪問した時は、山頂までのケーブルカーが運休日でたどり着けなかったので、今日こそは、と気合を入れて山に登ることにしました。
記憶では10分もかからずに山頂まで登っていくケーブルカー。
山頂に着くと、そこには晴れ渡る青い空と白く輝くサンタ・ルジア協会。吹き抜ける風は日本では初秋の爽やかな風です。
山頂の公園から見た景色もまた圧巻の美しさでした。山頂から降りて買い物がてらに街歩きをして遅い昼食もとりました。前回の訪問では海岸道路沿いの地元のレストランに入りとても美味しかったので、今回は別なお店を探しました。
スマホで撮った写真なのでサイズ調整で見にくいですが、5種類ほどのランチメニューがあり、店の中は満員。ポルトガルでは珍しく人が並んでいました。
ポルトガルのランチで何が嬉しいか、といえば地元の美味しいワインがデカンタやピッチャーで出てくること。しかも、ほぼハーフボトルサイズ。そして私はバタータフリータス=ジャガイモフライが大好物なので、この二つだけでも大満足。しかもたくさんのジャガイモフライに隠れていますが、薄く開いたチキンの塩焼きが3枚ほど並んでいます。これがまた日本の焼き鳥と激似の味でお酒にあう(*^-^*)
スッカリ良い気持ちになった後は、やっぱり甘味処。ジャンボなオレンジケーキが目に入り
となりにはビィアナドカステロの代名詞のようなお菓子が。まだ食べたことはありませんが、容易に想像できる味。なのに、ほろ酔いの私は二つも買ってしまいました。
滞在時間は5時間程度のショートトリップですが、仕事の合間の気分転換になりました。
夕方、バルセロスのホテルに戻ってきましたが、目の前のレプブリカ広場は紅葉してます。考えてみると今回は一度も雨に降られていないようです。
そして、夜遅くになってから買ってきたお菓子をかじります。甘党の私でも唸るぐらいのネットリした黄身餡。この日は半分だけ食べました。バケツサイズのオレンジケーキ買ってこなくて正解です。
お昼ごはんが遅かったこともあってお腹がすきません。ぶらっと外に出ると町の真ん中にある協会が電燈に輝いていました。
バルセロスとヴィアナ・ド・カステロの鉄道の時間は1時間前後(鈍行と急行で少し時間が違いました)です。
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