国際陶芸フェスティバルの翌日、多摩くらふとフェア2日目の今日は朝から曇天です。何とかもってくれるといいなぁと空を見上げながら家を出て電車を乗り継ぐこと約1時間。多摩くらふとフェアには、一昨年の秋に一度訪問し、都市に暮らす若い家族が好みそうなおしゃれな作品が多かった印象が残っています。今年はどんな作家さんが出展されているか、少しわくわくしながら多摩センター駅で電車を降りました。駅から出て、まっすぐな道を公園にむけて登り切った丘の上から右手に向かうと多摩くらふとフェアのテントが並んでいます。
ブースを周りながら作家さんに声をかけると「なんとか一日雨降らず頑張って!」と口々に祈りのような言葉が返ってきました。作家さんブースは大池の周りの公園スペースに池を囲むように並んでいます。もちろん今日も陶人形やオブジェがメインのレポートです。
陶磁の作家、しろいうつわ野波実さんのブース前に展示されている卵型の器(花器)です。ちょうど卵が孵る時に、雛が中から突いて少し割れた状態が、すごく丁寧に表現されていました。つるで編んだカゴを巣にみたてて本物と見間違えるような作品でした。ので、思わず足をとめてご本人と話ができました。
今年どうしても会いたかった作家さんの一人、花塚哲男さんのブースを発見しました。予習していなかったので、この作家さんに会えるとは思ってもみませんでした。花塚さんは東北で開催された幾つかのクラフトフェアに出展されていたのですが、少し遠かったことと、日程の折り合いがつかなかったため、会えずじまいでした。それなのでブースを見つけた時は、よもやこんな近郊のフェアに出展されていたとは、感動より驚きでした。気さくなお人柄で、明るいお話しをいくつか聞かせてもらいました。作品の中のパリジェンヌに目をとめたところ、飛行機が苦手なので外国にでかけることはないとのこと、異国の雰囲気がある作品なのでびっくりしました。他にもアラブの男性像などが並んでいました。
すぐ隣には木工作家、花塚光弘さんのブース「あづ木クラフト」が並んでいます。親子で出展されているのですね。花塚さんのホームページを拝見すると可愛い木の作品が沢山並んでいました。HPはコチラ http://www.ne.jp/asahi/azuki/craft/index.html
さらに会場を進んでいくと、木工作家さんのブースが並んでいます。いわゆる椅子や机などの家具類だけでなく、いろいろな作品が展示されています。12月も間近なのでクリスマスを意識した作品も見えますね。ディスプレーが可愛かったので撮らせていただきました。cappuccinoさんのブースはアンテイーク風、mj-factoryさんのブースにはトールペイントの作品が、どちらのブースもすてきでした。
このサイト「12月のこころ」で特集する52週のマグのコーナーに、いずれ登場するだろう使い勝手も品も良い陶ヒトノワ、伊藤瞳さんのマグカップです。ディスプレーに「軽い」とありましたが、確かに手に取ってみると軽いのです。私の場合、一日中マグカップを傍に置いて薄目のコーヒーを飲むので、タップリ入って持ち易いマグカップが好きです。伊藤瞳さんのブログ『うつわと暮らす』はこちら http://hitomito.exblog.jp/
木工作家、加治佐郁代子さんのブース風景です。大きな作品が多くてうまく画像に入りきりません。撮り方へたですみません。今年の初夏に「くらふてぃあ杜の市」でお会いした作家さんです。大きな庭があったら絶対置いているだろう椅子やテーブル、それと、大きな作品だけでなく木をくりぬいた多段の小物入れなども可愛いのです。一度制作風景を拝見したいなぁ。加治佐さんのHPはこちら http://www.kochi-kako.com/
すごく楽しくて実用的なものを発見しました。買って帰りました。「とうもろこしの粒はずし」は竹のソリを利用してとうもろこしの粒粒を傷つけずにとれるすぐれもの。入れ歯の人でも食べれる、という説明を聞いていてビビッと来ました。(ちなみに入れ歯が必要な年齢ではありません。笑)ハンバーグやスープなど自分でゆでたとうもろこしの粒を入れたい時など便利ですよ。それとカーブのついた炒めベラ。お客さんのリクエストにこたえたものとか、チャーハンを盛りつける時など良いそうです。と、いうことでどちらもお買い上げ。帰宅後すぐに炒めベラは使い始めました。たしかに便利です。
会場にいる間、少しの間だけ細かな雨が落ちてきましたが、お昼までは何とかもちそうです。陽がないと11月下旬はやっぱり寒い。作家さんたち、風邪ひかぬようにしてください。ステキな作品どうもありがとう。来年また来ますね。
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