ここ数年気になって仕方のなかったA-line。鯵ヶ沢で開催されていたC-pointは全国からスキルの高い作家さんが集まり、来訪するお客さんも目の肥えた方が多く、とても評判の良いクラフトイベントでした。C-point終了後はA-lineとなりましたが、青森からモヤヒルズまではバスなので電車を使う私にはちょっと不便。今年は大人の休日倶楽部パスの期間だったので1週間前に訪問を決めて旅程を計画しました。
昨日は角館から秋田内陸縦貫鉄道に乗り大鰐温泉で前泊。天気予報では今日も雨か曇り。しかし空には青空も見えていてラッキー!モヤヒルズのバス停には10時20分に到着。ここからは時間との勝負です。青森発13時26分の青い森鉄道に乗るためには、モヤヒルズから3km下山した大学前から12時半のバスに乗らないといけないので、ここでの時間は正味1時間半。
意外に遠いバス停から会場のある広場まで。徒歩5分は間違いなくかかる。道にはずっとラベンダー。時々触っては、いい匂いで元気づけ。
食べ物ブースが沢山並び本部でマップをもらってさぁ行動開始します。今日は迷うまでもなく時計回り。
最初に気になったブースは練上練込の技法で作る女性らしいデザインの器。作家の山口陽子さんは実演されていてカメラにポーズをとってくれました。
暑い夏にはブルーが似合う、とばかりにmomo*potteryさんの展示作品に目が止まります。
気がつけば吉澤浩さんのブースの前。青いストライプのマグカップで気づきました。今年のお正月以来、半年ぶりの再開です。ここまで来ましたか?という感じで今回の遠征をほめてもらい、気分も上々。一つだけしかない作品を購入しました。そのうち「52週のマグ」で紹介します。
ATELiER SiMA SiMAさんのブースには半磁器の使い勝手の良さそうな器が並んでいます。山形の酒田の作家さんで、鶴岡で開催されたクラフトフェア以降何度かお会いしている作家さんです。イラストが可愛く器の大きさや形もいい感じです。
運がつく、スタジオ土ぼっくりさんのお馴染みの作品達。ブースではいつもお客さんがニコニコ。久しぶりにご本人ともちょっとだけ会話できました。盛岡の作家さんなんですね。
陶工房しゅうとさんの作品展示はギャラリーのように綺麗でした。そこに端正な器が展示されていて、静けさに包まれたような空間でした。
家には3点作品があるコッソリ工房さんのマグカップ。札幌の作家さんなので青森は本拠地に近いところ。すごく遠くまで出店しているので、ここなら負担も少なくてよいですね。
南相馬の木工作家、岡田誠さんのブースに並ぶ椅子と飾り棚。電車なので持って帰るのは難しいのだけれど、どうしても欲しいと思った飾り棚です。いずれ南相馬を訪ねてみよう。
階段状の細工がとても細かいので、作り方を伺うと、やはりすべて手で削るそうです。すごいなぁ。
陶器のミニカー作家、北原祐樹さんのブース。本当にすごい!陶器というよりブリキのミニチュアカーのテイストです。
時計を見ると11時半を廻っていて、そろそろ入り口に向かう時間。なのに道に迷い、方角を聞くためによったブースが千の森さん。昨年、飯田クラフトでお会いした作家さん。久しぶりで話ができました。そして隣は何とCOOKIESさん。
世界に飛びだすことを考えている(私が勝手に思ったのですが)イエス誕生のシーン、プレゼピオ作品。年に一度は訪問するポルトガルでは必ず飾るのではないかと思うプレゼピオ。一度持って行って紹介したい!
様々なコケシ雑貨を創り出すCOOKIESさん。時間あれば、今度ゆっくりお話ししましょう!
初めて来たA-lineですが、全国から個性あふれる作家さんが集結し力作が多く、とても楽しいイベントでした。
時計はすでに11時50分にならんとしています。ここでタイムアウト。バス停のある大学前まで3kmの道を急ぎ足で降りたので汗びっしょり。12時半発の新青森行きバスに乗り市内に入ったところで混雑で遅れ気味。ちょっとまずい!路線図では青森駅に近いところを走るので、運転手さんに伺うと、古川というバス停で降りれば青森駅に近いそう。意を決して降りて歩いたのが正解で、予定の10分前には到着しました。
二兎を追うもの一兎をも得ず、といいますが、連れは四兎も五兎も追おうとするので、いつも綱渡り。でも何とかクリアでき、青い森鉄道⇒八戸線を乗り継ぎ、目的の三陸鉄道北リアス線で宮古に行くことができました。やれやれ(*^-^*)
青森駅の10分で駅弁を買い、洗面所でシャツと上着をすべて脱いで汗をぬぐい、Tシャツに着替え、スッキリして午後の長旅をスタートしました。
※メールアドレスが公開されることはありません。